今年12月より開局予定の「FMゆうがお」に予備免許 全国で330局目となるコミュニティーFM局、「FMゆうがお」こと「しもつけエフエム」に総務省関東通信局から9月9日、予備免許が発行されました。栃木県下野市にあるケーブルテレビジョン株式会社により運営されるこのFMラジオ放送局は市民・地域文化の振興、地域経済の活性化及び防災対策を推進するために開設されているものです。 呼出符号はJOZZ3CU-FMで周波数は87.9MHz(電波の形式 F8E)空中線電力は10Wで下野市を中心に宇都宮市、小山市、真岡市、上三川町、壬生町エリアをカバーします。 コミュニティーFMとは? FM放送局の中でも放送エリアを狭いエリアに限定し、空中線電力を20W以下で放送する局の事をいいます。地域密着型の放送局で、行政情報や近所で起こるニュースなどを放送し、地域での情報共有を促進することができ、また災害時には自家発電などにより放送を続け、インフラが回復するまでの情報網として機能します。 なぜ今コミュニティーFMが注目されているかと言うと、近年日本では洪水や地震などの災害によりインフラがダウンして情報が手に入らずに不安になる状況が各地で起こっています。防災対策の一環として有事の際でも情報を届けられるラジオ放送が注目されています。
日本最南端の島からのアマチュア無線運用が意味するもの そもそも沖ノ鳥島とは? 沖ノ鳥島は日本最南端のサンゴ礁の小さな島です。過去1540年ごろから外国船により発見された記録が残っていて、日本が初めて調査を行ったのは1922年(大正11年)です。1931年に島の名前を「沖ノ鳥島」とし、東京府(現在の東京都)に編入されました。 以下が沖ノ鳥島の場所です。(拡大していくとサンゴ礁が見えます) 沖ノ鳥島の位置 拡大地図 沖ノ鳥島は北緯20度25分、東経136度04分に位置し、東京からはおよそ1,700㎞、小笠原諸島の最南端「父島」からも900㎞程度離れています。現在は国土交通省により管理されている日本の領土です。満潮時には70㎝程度の小島ですが、東西4.5km、南北1.2kmに及ぶサンゴ礁が広がる島です。 日本政府は護岸工事に300億円を投じるなど沖ノ鳥島を重要視しているのが排他的水域(EEZ)の喪失を防ぐためです。豊富な水産資源に恵まれているため漁場としての潜在能力が高く、またメタンハイドレートやレアアースなどの鉱物資源が多く存在しているため将来自国での資源確保につながるからです。 排他的水域(EEZ)とは、領海基線から200海里(1海里は約1.8㎞)以内で設定することができ、沿岸国がその範囲内で天然資源の探査・開発、漁業などの経済活動、海洋環境の保全などを行う事ができるエリアです。 しかしながら、周辺国からはこのエリアのEEZに対する異議の声も上がっています。2003年には突如中国が異議を唱え、日本の領土としては認めたものの、同島は島ではなく岩で、200海里のEEZは持たないと主張してきました。 アマチュア無線家による大きな貢献 アマチュア無線の世界で...
みなかみ開催の講習会に参加しよう! 2018年に引き続き、総務省の国家資格である第四級アマチュア無線技士免許の養成課程講習会が開催されます。昨年も小学生からスキー、登山などのレジャー関係者、趣味で活用する目的の人など多くの方々に受講していただきました。今年の開催概要は以下のとおりです。 日付:2019年9月28日(土)、29日(日)の2日間 時間: 9/28(9:30〜17:50) 9/29(9:30〜17:00) 場所:みなかみ町観光センター 2F会議室 (群馬県利根郡みなかみ町月夜野1744-1) JR上毛高原駅目の前 定員:60名 【お申込み方法】 みなかみ町観光センターにあるお申込書をご記入いただき、受講料をお振込みの上そなえつけの封筒にてご郵送いただくか、インターネットにてお申込みください。 インターネット申込はこちらから!>> 2018年受講者もビギナーズセミナーに集まろう! 2日目の朝8:30〜9:30までの1時間はビギナーズセミナーを開催しています。これは受講者以外も参加でき、アマチュア無線の楽しみ方や開局方法などをサポートしています。また今回はオンエアーズ事務局スタッフも数名配置して、アマチュア無線を使った交信を行い、ビギナーズセミナー終了後も講習会と並行して無線機の使い方などの指導なども行います。 2018年に取得した方は是非久しぶりのメンバーに会いに来ませんか?またここでコールサインの交換や無線通信体験なども行えます。 山や川のレジャーに。災害時の連絡手段としても有効なアマチュア無線 群馬県みなかみ町は関東の水源でもある利根川が流れ、夏には河川を利用したレジャーが楽しまれるエリアです。冬はたくさんのス...
アールのミッション:芸術、科学、そしてアマチュア無線の楽しさを広める。 アメリカ無線中継連盟(ARRL)は、アメリカ合衆国最大のアマチュア無線愛好家のための非営利団体です。1914年にハイラム ペーシー マキシマム氏によって全米無線中継リーグとして設立され、現在約15万人の会員を擁しています。ARRLは、アマチュア無線家の利益を代表し、技術的な支援や教育プログラムを提供、緊急通信業務を支援するなど、様々な活動を行っています。 アールのアマチュア無線振興の基礎には5本の柱があります。それは公共サービス、提唱、教育、テクノロジー、そして会員相互の親睦です。 主な活動 アマチュア無線家の利益向上 ARRLは、米国政府に対するアマチュア無線家の主要な代表組織です。議会や連邦通信委員会(FCC)へのロビー活動を通じて、アマチュア無線の周波数帯の確保や、アマチュア無線に関する規制の緩和などに努めています。 技術的な支援 ARRLは、アマチュア無線家に技術的なアドバイスや支援を提供しています。会員向けに、月刊誌「QST」や各種技術ハンドブックを発行しています。また、ウェブサイトやオンラインフォーラムを通じて、最新の情報や技術的なアドバイスを提供しています。 教育プログラム ARRLは、アマチュア無線に関する様々な教育プログラムを提供しています。初心者向けの入門コースから、上級者向けの技術的なコースまで、幅広いレベルのコースが用意されています。 緊急通信業務 ARRLは、災害発生時に緊急通信業務を支援しています。ARRLのボランティアメンバーは、災害時にアマチュア無線を使って、被災者や救援隊との通信を支援します。 その他 ARRLは、アマチュア無線の楽しさを広めるために、様々なイベントやコンテストを開催しています。また、アマチュア無線の歴史や文化に関する資料を保存・公開しています。 ARR...
発売日間近のYAESU FT3D YAESUから発売される注目のハンディ機FT3Dが6月9日(日)に東京都の羽村市で開催された「ハムらde無線フェア」で発売前展示が行われていました。関東一円からアマチュア無線愛好家だけでなく、ドローンの関係者やライセンスフリー無線の愛好家など多くの人があつまりました。 様々なメーカーが出店する中、やはり注目を集めていたのが発売日が近いFT3D。発売前から手にとってその性能を体験できるため、144Mと430Mを利用するアマチュア無線家がこぞって実機を手にとって説明をうけていました。 大きさはFT1XDと同等。なのにFT2Dのような液晶の大きさ ここのところYAESUはFT1DからGPSとC4FMを搭載しWires対応の魅力的なハンディ機をリリースしていますが、FT1Dの後にリリースしたFT2Dは液晶モニタに力をいれ、デジタル通信で音声と同時に送れる情報を一度にたくさん表示できるようにしました。FT2Dにはマイクと一体になったカメラもリリースされたため、そのカメラで撮影した映像は白黒ながらも液晶画面に表示されるようにもなりました。 (写真左からFT2D、FT3D、FT1XD) しかしGPS性能はというと、位置情報を取得するまでの時間が長く、屋外でしっかりとGPS情報を取得してからでないとデジタルモードの通信の際に位置情報が送れないなどの問題も発生していた。 そこで登場してきたのがFT1XD。GPS情報の取得も早く、屋内でもしっかり取れる場合が多いため、デジタルモードの通信も電源をつけてからすぐに自局の位置情報を相手に伝えることができるようになりました。 今回のFT3Dは、GPS性能に更に磨きをかけ、外でも見やすい液晶モニ...