最小限の機能を備えた低価格な入門機 YAESUのFT-65は、低価格なのに144MHzと430MHzの2バンドに対応し、FMラジオ帯を受信できる最低限の機能を備えた入門機です。 2バンドの利用が可能であるため、アマチュア無線の魅力を存分に味わえる、コンパクトながらもパワフルなトランシーバーです。 趣味としての利用はもちろん、災害時における情報収集や連絡手段としても頼りになります。 FT-65の注目ポイント コンパクト&堅牢: 持ち運びやすいサイズながら、IP54の防塵・防水性能とMIL-STD-810 C/D/E規格準拠の堅牢性を備えています。 クリアな音質: 大口径スピーカーと1Wの大音量で、騒がしい屋外でもクリアな音質を確保します。 簡単操作: 直感的なボタン配置とわかりやすいディスプレイで、初心者でもスムーズに操作できます。 多彩な機能: 緊急通信機能、スキャン機能、メモリーチャンネルなど、便利な機能が満載です。 災害時におけるFT-65の役割 情報収集: 停電や通信障害時でも、FT-65があればラジオやアマチュア無線家同士の通信から最新の情報を入手できます。 連絡手段: 携帯電話が繋がらない状況でも、家族や友人、アマチュア無線家らとの連絡を確保できます。 災害時利用の弱点 コンパクトで電池も長持ちするFT-65ですが、1点気がかりなのが、充電池以外の電源が確保できない事です。YAESUから発売されている他のハンディ機にはFBA-39などの単三電池用のケースが用意されていますが、残念ながらFT-65用は用意されていません。しかし、最近ではポータブル電源なども各社から多数販売されているため、こういった電源と合わせて利用するのが良いでしょう。 災害対策!YAESUハンディ機の電池用ケースは必需品! リンク FT-65で広がるアマチュア無線の魅力 FT-65は...
YAESUの電池用ケースFBA-39は災害時の必需品! YAESUからリリースされてきたハイエンドハンディ機はアナログ通信やデジタル通信の両方に対応し、GPS搭載で多機能です。オールバンドの受信が可能であることから、災害時の情報収集にも役立つます。 バッテリの充電が難しい場合に活躍! 日常的にはバッテリパックがあるため、長時間無線通信を利用しても、いつでも充電が可能です。しかし災害時に電源が確保できるかどうかはどうなるかわかりません。 防災バックなどには乾電池を用意しているケースも多いですので、災害時には乾電池を利用して通信機器を動かせる可能性があります。その時にはFBA-39が活躍します。単三電池3本で0.9Wでの運用が可能になります。 対応しているYAESUのハンディ機 このFBA-39が対応しているのは、現行ではYAESUのフラグシップハンディ機であるFT-5Dのみとなりますが、以前発売されていたフラグシップハンディ機である、VX-8、FT-1D、FT-1XD、FT-2D、FT-2XD、FT-3Dなどでも利用が可能です。 お店によっては新品のハンディ機とのセットでお得に販売しているところもあるようですが、FBA-39は単体でも購入戒能です。 >>FBA-39単品(Amazon) 災害時が多い我が国日本では必需品といえるでしょう。
YAESUのフラグシップハンディ機FT-5D アマチュア無線を手軽に、そしてアクティブに楽しみたい。そんな想いに応えるコンパクトなハンディ機として人気を博しているのが、YAESUのFT-5Dです。数々の最新技術を小さなボディに詰め込みながらも、操作性や堅牢性を妥協しないその設計思想は、まさに「日常に寄り添う頼れる相棒」と呼ぶにふさわしいでしょう。 この記事では、FT-5Dの魅力を余すことなくお伝えするため、その機能や特徴、そして実際に使用する上でのメリットまで徹底的に解説していきます。これからFT-5Dの購入を検討されている方、既にFT-5Dをお持ちの方も、ぜひ最後までお読みください。 FT-5Dが選ばれる理由:他のハンディ機とは一線を画すポイント 圧倒的な堅牢性:過酷な環境にも耐えうるタフネス IP67相当の防塵・防水性能:雨天時や埃っぽい環境でも安心して運用可能。 MIL-STD-810G準拠の耐衝撃性能:落下の衝撃や振動にも強く、アウトドアでの使用にも最適。 コンパクト設計 & 見やすいディスプレイ:携帯性と視認性を両立 ポケットにも収まるコンパクトサイズ:持ち運びに便利で、長時間の運用でも疲れにくい。 高輝度1.7インチカラー液晶ディスプレイ:日中の屋外でも視認性に優れ、各種情報を分かりやすく表示。 C4FMデジタル & FMアナログ両対応:幅広い通信モードに対応 C4FMデジタルモード:クリアな音声と高機能なデジタル通信を楽しめる。 FMアナログモード:従来のFMアナログ無線機ともスムーズに交信可能。 Bluetooth® & GPS内蔵:進化した接続性と位置情報機能 ワイヤレス運用を実現するBluetooth®機能:対応ヘッドセットと接続して、ハンズフリーで快適に運用可能。 精度の高いGPS内蔵:自身の位置情報を把握できるため、移動運用や...
世の中には数多くの好感度をうたった無線機用アンテナが出回り、自作する方々も「如何にして自局のアンテナ感度を高めるか」、ということでさまざまな工夫をされているケースが見受けられます。実際に私も条件が悪い通信の時には長めのアンテナを用いたりして電波環境の改善を図っております。 その一方で思うのは、「使用する条件が限定されているのであれば、あえて感度の劣るアンテナを使おうじゃないか」ということもあるわけです。 相手局との距離がはっきりしていてそれほど受信感度が高くなくても十分に通信可能なときに感度の低いアンテナを使用すると、同じ周波数を使う局との混信をある程度さけることができます。屋根の上のアンテナだと遠方の通信まで拾いすぎちゃってダメ、みたいな状況の逆をいく理論です。そのため混信を避けるには「わざと感度の低いアンテナ」という考えはよいかと思われます。もちろん、電波法では「必要最小限の出力で」とは言っていますが、それでも飛んでくる電波の出力は変えられないのでこちらが受信能力下げて対応する、という方法をとるのが有効な気がします。 もうひとつ、感度の低いアンテナの特徴として「アンテナそのものが小さい」というメリットもあります。小さいアンテナを付けた無線機をかばんに入れておいていつでも使える、という利便性。ハンディー機ならではのメリットを十分に生かしたいといったところでしょうか。レジャーに出かけても邪魔にならない取り回しの良さは一度使うと手放せなくなります。 一般には感度の高いアンテナが望まれる中、あえて小型アンテナ・最小限の出力発信で限りある電波資源を多くの人と混信ぜずに利用して楽しめるといいですよね。
上空400㎞の宇宙をおよそ90分で地球を周回している国際宇宙ステーション(ISS:International Space Station)に滞在する宇宙飛行士と、地球に居る子供たちがアマチュア無線を使って交信を行うイベント「ARISSスクールコンタクト」が2020年1月13日(祝日)に埼玉県狭山市にて開催されます。 このイベントは、世界中で行われているNASAの教育プログラムです。国際宇宙ステーションは時速27,000kmで移動しているため、自分たちの上空を通過したとしても地平線から地平線までおよそ10分程度しか見る事ができません。 この10分間の間に地上から電波を出して、子どもたちが宇宙飛行士に質問を投げかけます。 超短波帯で交信 ISSとの交信は超短波帯以上の周波数を使って行います。短波帯では、大気圏にある電離層で電波が反射されてしまい、電波が宇宙に抜けていかないからです。 今回は、埼玉県狭山市で行われますが、昨年夏には京都でも行われました。開催当日はどなたでも観覧が可能です。 【開催概要】 日時:2020年1月13日(月曜:祝日)20時~21時30分 (実際の交信時間は10分程度) 詳細は公式サイトで! https://space.sayama.jp 主催:水富公民館(TEL:04-2954-4730) 場所:埼玉県 狭山市立笹井小学校 体育館 ※当日会場には駐車場が殆どありません予めご了承ください。 ※開催時間が遅いため、徒歩・自転車などでの来場は十分注意してください。 ※会場は体育館です。スリッパなどの上履きが必要です。 常に6人が滞在している国際宇宙ステーション ISSはアメリカ、ロシア、日本、カナダ、ヨーロッパ諸国の協力により運用され、...
発売日間近のYAESU FT3D YAESUから発売される注目のハンディ機FT3Dが6月9日(日)に東京都の羽村市で開催された「ハムらde無線フェア」で発売前展示が行われていました。関東一円からアマチュア無線愛好家だけでなく、ドローンの関係者やライセンスフリー無線の愛好家など多くの人があつまりました。 様々なメーカーが出店する中、やはり注目を集めていたのが発売日が近いFT3D。発売前から手にとってその性能を体験できるため、144Mと430Mを利用するアマチュア無線家がこぞって実機を手にとって説明をうけていました。 大きさはFT1XDと同等。なのにFT2Dのような液晶の大きさ ここのところYAESUはFT1DからGPSとC4FMを搭載しWires対応の魅力的なハンディ機をリリースしていますが、FT1Dの後にリリースしたFT2Dは液晶モニタに力をいれ、デジタル通信で音声と同時に送れる情報を一度にたくさん表示できるようにしました。FT2Dにはマイクと一体になったカメラもリリースされたため、そのカメラで撮影した映像は白黒ながらも液晶画面に表示されるようにもなりました。 (写真左からFT2D、FT3D、FT1XD) しかしGPS性能はというと、位置情報を取得するまでの時間が長く、屋外でしっかりとGPS情報を取得してからでないとデジタルモードの通信の際に位置情報が送れないなどの問題も発生していた。 そこで登場してきたのがFT1XD。GPS情報の取得も早く、屋内でもしっかり取れる場合が多いため、デジタルモードの通信も電源をつけてからすぐに自局の位置情報を相手に伝えることができるようになりました。 今回のFT3Dは、GPS性能に更に磨きをかけ、外でも見やすい液晶モニ...
簡単につくれる電波検知器 今回ご紹介する電波検知器はとっても簡単に電波が飛んでいる場所を検知できるものです。 電波とは電磁波でその周波数によって1秒間に電気の波が何回も繰り返して起こっているという事です。今回は430MHzの電波を電波をひろう電波検知器を作ってみますが、430MHzという周波数の電波は、1秒間に430×1,000,000回も電気の波がたっているといえます。 この電気の波を拾うとLEDが光るような検知器を作ることで、電波がどの方向にどのように飛んでいるかを調べてみます。 LED×1個 シリコンダイオード ×2 リード線50㎝くらい はんだごて・はんだ ストロー2本 ブレットボード(実験する場合) ジャンプワイヤー(実験する場合) まずは試しに実験してみる まずは試しに実験のため、ブレットボードとジャンプワイヤを使って電波を受信してみます。ジャンプワイヤの長さは適当でも、極めて近い距離に置けばしっかり検知器が受信できます。 ブレッドボード上では、シリコンダイオード2個とLED1個を配線し、ジャンプワイヤーをアンテナ代わりにして受信するようにします。LEDは足が長い方がアノード(A)とよばれ通常プラス側につなぎ、短い方はカソード(K)と呼ばれマイナス側につなぎます。 シリコンダイオードにも極性があり、素子に黒いラインが入った方がカソード(K)です。 以下の動画ではその実験をおこなっています。その後実際に直接はんだ付けをして、ストローに通してリード線がまっすぐなるようにガイドしてあげることで、小さな「ダイポールアンテナ」のようなものができあがり、これで電波を受信するとLEDが光ります。 リード線の長さ ...
アマチュア無線の電波で画像を送れるSSTV アマチュア無線の電波を使って一枚の静止画を送受信できる仕組みを「SSTV」と言います。 SSTVはSLOW SCAN TV(スロースキャンティービー) の略でアマチュア無線のアナログの電波に映像を載せて、それをパソコンと接続された無線機で受信し、パソコン上のソフトで再現します。 ARISS- SSTVイベントが開催されます! ARISS-SSTVのブログによると2019年4月にARISS SSTVイベントが開催されるという事です。 ARISSとはAmateur Radio on the International Space Stationの略でアマチュア無線を使って国際宇宙ステーション(ISS)と交信するイベントです。今回は国際宇宙ステーションからSSTVという形で期間を決めて映像が送信されています。それを地上で受信して映像を再現し、良好に受信できるかというものです。 【ISSからの送信期間】 UTC 2019年4月11日 18:00 ~(日本時間4/12 3:00) UTC 2019年4月14日18:00 (日本時間4/15 3:00)ごろまで 【日本で受信できるチャンス】 14日日曜日10:03~10:14までの間は日本上空を通過します。この間にSSTVで受信してみましょう! 周波数:145:800(DOWNLINK)
YAESU FT1XD 受信基本操作 YAESU(八重洲無線)から発売されているFT1XDという機種はオンエアーズでもおすすめしている機種です。高機能であるため上級モデルではありますが、初心者の方にもお勧めしています。というのもGPSが内蔵されており自分の位置情報が取れるのと、デジタル通信に対応していて受信できる電波の幅もとても広いからです。GPS機能は私たちが進めているレジャーでの活用に欠かせないものです。位置情報を交換しながら登山やバックカントリースキー、キャンプなどをすることによって安全で楽しいアウトドアにもつながります。 今回はこのYAESU FT1XDを使ってまずは「受信」について学びます。電波を受信するだけですから免許は要りません。アマチュア無線の従事者免許を取得した後に、免許状が来るまでの間に「受信」を楽しんでみましょう。 【ラジオを聴く】 まずは、ラジオを聞いてみましょう。FT1XDは2つの電波を同時に受信できます。AとBという2つの受信モードがあり、例えばBバンドではアマチュア無線で友人らと交信し、通話が無い待機状態の時にもう一つのAバンドではFMラジオを受信しておくことができます。 ではその操作方法です。 ラジオ放送を聞くにはAバンドの周波数帯を設定します。 Aバンドでは以下の周波数帯が利用できます。 0.5MHz – 1.8MHz(AMラジオ帯) 76MHz – 108MHz(FMラジオ帯) 1.8MHz – 30MHz(短波帯) 30MHz – 76MHz(50MHz) 108MHz – 137MHz(航空無線帯) 137MHz – 174MHz(144MHz帯) 17...
JARD(一般財団法人日本アマチュア無線振興協会)は、第四級アマチュア無線技士を目指す人たちに向けたアマチュア無線を取得するとどのような事ができるのか、また取得までの流れから各種手続きについて紹介した動画を配信しました。 ようこそアマチュア無線の世界へ(YouTube) この動画はJARDが主催している第四級アマチュア無線技士養成課程講習会の際に開催されている「ビギナーズセミナー」というこれから免許を取る方から取得した後の手続きとその後の運用について紹介するセミナーで使われているもので、以前の動画から内容を一新し、時代に合わせたアマチュア無線の活用や事例を紹介しています。 以前の動画では松田百香さんがアマチュア無線を紹介していましたが、今回からJARDのアマチュア無線ナビゲーターとして替地桃子(かえちももこ)さんが起用されました。映画やドラマなどで幅広く活躍している方で、彼女自身も免許取得を目指しているとの事。 今回の動画では宇宙通信やアウトドアでの活用、災害時利用など幅広いエリアでの利用方法が紹介されているだけでなく、デジタル通信やWires-Xを使った新しい技術なども紹介されています。 アマチュア無線は「トラックの運転手」「根暗な趣味」など利用していない人たちから見ると専門的でネガティブなイメージをもたれているという声も聴きますが、携帯電話が普及しスマートフォンなどが登場し、それらを誰でも持っている時代だからこそ知っておくべき基礎知識になっているとも言えます。
日曜日の夕方は家族みんなで1度は見たことがある国民的アニメ「ちびまる子ちゃん」の作者さくらももこさんが2018年8月15日午後8時29分乳がんのため逝去されました。 ちびまる子ちゃんはさくらももこさんの幼少期がモデルになっているアニメ。自身の実体験も多く描かれていて、日常的な暮らしの中で起こる何気ない一コマなどが人々の共感を呼び国民的アニメとなっています。 過去の放送では「まる子アマチュア無線にあこがれる」など携帯電話ができる前に近所のおじさんたちがアマチュア無線をやっていた風景を描き、子どもながらに無線の免許を取る人たちもいたという当時の記憶を元に描かれたストーリーもありました。 本人も無線従事者の免許を持っていて、高校生の頃にアマチュア無線クラブに所属していて養成課程講習会で免許を取った事を明かしています。 オンエアーズスタッフ一同、日本中から愛された「ちびまる子ちゃん」の生みの親さくらももこさんのご冥福を心よりお祈りいたします。 「まる子アマチュア無線にあこがれる」はアマゾンプライム会員ならシーズン2の133話でご覧いただけます。