月: 2017年12月

アマチュア無線、コールサイン(呼出符号)の仕組み

日本のアマチュア無線用のコールサインは英文字と数字の組み合わせ6桁で構成されています。コールサインの仕組みを知っておくと地域や取得した時期などがなんとなくわかります。 プリフィックスとサフィックス たとえば例のようにJQ1ZWOなどのように最初に2つのアルファベットがあり、次に数字、そして3桁のアルファベットになります。 最初の3桁をプリフィックスと呼び、国際電気通信連合が定める国や地域を表すアルファベットと数字が表示されます。日本はJA〜JSまでと7J〜7N、8J〜8Nが割り振られていて、その中でもJB、JCはアマチュアでは利用されません。7Jは外国人に割り当てられ、関東には人口も多いため7K・7L・7M・7Nが割り当てられています。過去利用者が増え、Jで始まるコールが足りなくなったため、7で始まるコールが割り当てられました。8Jはイベントなどで開局される特別記念局に割り当てられます。 また、割り当てられる順番は、JA・JH・JR・JE・JF・JG・JI・JJ・JK・JL・JM・JN・JO・JP・JQ・JSの順番で割り当てられていきます。アルファベット順に割り当てられていくということではありません。 後半の3桁はサフィックスと呼び、個人局はAAA〜XZZまでが割り振られます。クラブ局(社団局)はYAA〜ZZZが割り振られます。今回の例では後半の3桁の先頭がZで始まっていますので、クラブ局用のものだということがわかります。 JDは小笠原諸島の人に割り当てられます。小笠原は東京都なので地域番号は1になります。   地域と数字の関係 3番目の数字は地域番号を表します。 1− 関東:(東京、神奈川、千葉、埼玉、群馬、栃木、茨城、山梨) 2− 東海:(愛知、静岡、岐阜、三重) 3− 近畿:(大阪、兵庫、京都、奈良、滋賀、和歌山) 4− 中国:(岡山、広島、山口、鳥取、島根...

私をスキーに連れって30周年。JRも30年。「私スキ」といえば無線!

今年は「私をスキーに連れてって」公開から30周年。JRも国鉄時代から民営化されて30周年という事で、今年のJR、SKISKIのCMは同映画のパロディが使われています。   さらに、ポスターは7種類。原田知世が演じる池上優と、三上博史が演じる矢野文男がJRのポスターになります。近年スキー人口の減少が叫ばれています。こういったレジャーに出かけない人が増えると、スキー業界だけでなく自動車業界、関連するウェアやスポーツメーカー、宿泊施設など多くの産業の衰退の原因になります。バブル期の元気な時代、この映画に触発されてスキーに出かけた人たちは多くいるのではないでしょうか。   「私スキ」は若者の憧れだった! 高度成長期も後半、就職も売り手市場で会社に入ればぐんぐん給与も上がり余暇を楽しむ余裕を持つ若者が増えたこの時代、自動車も売れ、買った車でレジャーを楽しみに出かけるといった風潮が増える中、若者の憧れの生活を描いたのが「私をスキーに連れてって」でした。   四駆のセリカにのり、週末はスキー場のロッジを予約して都内から友人らとスキーにでかける映像は多くの世代に影響をあたえました。スキーに行かないときには「ゼファーイン」というレストラン・バーに集まりスキーの予定を立て、週末はスキー三昧。スキーに行くまでの雪道ではマイカーで爆走。ストップウォッチをブル下げて「凍ってるね」と真似をした人は少なくないでしょう。   また携帯電話がない時代、ゲレンデではアマチュア無線を使ってよくわからないアルファベットの羅列を話しながら友人と連絡を取り合うシーンは、アマチュア無線を知らない人たちにとって驚きのシーンだったに違いありません。おもちゃのトランシーバーではゲレンデの上の方とレストハウスの中で連絡が取りあうことができるわけもありません。   随所に出てくる...