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【 アマチュア無線 】電子申請の方法から免許状取得までの期間【 2021年】

無線免許状

アマチュア無線4級の試験を無事に合格し免許証が届いても、それだけではアマチュア無線を運用することが出来ない事は試験に合格された方であればご存じかと思います。
そこから免許状の申請をして、免許状を手に入れてからようやく無線運用となるわけですが、その申請方法として書面による申請とインターネットから申請を行う電子申請とがあります。
この記事では、2021年6月に実際に電子申請をして無事に免許状を手に入れるまでの方法や処理状況、期間についてご紹介したいと思います。

この方法で申請しすれば、免許が取得でき運用することが可能になります

 

電子申請の流れ

アマチュア無線の免許証が手元にある状態から無線運用をするまでの簡単な流れは以下のとおりです。

  1. 総務省 電波利用 電子申請 届け出システム Lite でユーザー登録、IDとパスワード発行申請をする
  2. 発行されたIDとパスワードを使って電子申請
  3. 申請料納付の案内メールが届いたら申請料を納付
  4. 審査終了後、免許状が送付される

それでは、実際におこなった事をご紹介します。

総務省 電波利用 電子申請 届け出システムにユーザー登録

総務省 電波利用 電子申請 届け出システム Lite にアクセスします。

電子申請1

 

トップ画面の【手順1】の ” システムをご利用の前に ” をクリックして、ご利用のパソコンの利用環境などの確認をします。
問題なければ、同じページの右下にある青いボタンの ” 新規ユーザ登録 ” をクリックします。電子申請新規登録ボタン
すると【手順2】に進み、申請を行ううえで必要なものが表示されるので確認します。

電子申請の時に用意するもの
ページ一番下の青いボタン ” はい(登録へ進む)” をクリックします。

次のページで表示される利用規約を確認し、最下部にある青いボタン ” 同意する(登録へ進む)” をクリックします。

” ユーザー情報入力 ” の画面が開くので、申請者の情報を入力します。
個人で登録をするので ” 個人 ” にチェックをいれて、その下に個人情報を入力する画面が表示されるので、そこに入力していきます。

電子申請 個人

免許情報の欄の無線従事者免許証の番号
” ハイフン付の枝番が存在する場合ハイフン以下の入力は不要です。” とありますが、ここは免許証に表示されている免許番号がアルファベット4文字、数字5桁であればそのまま入力します。

その下にあるチェックマークの部分は該当する場合はチェックマークを入れますが、私は該当しないのでチェックマークを入れないで進めました。

アマチュア局開設/未開設の別
この部分は、アマチュア無線は全く未経験であるため、当然 ” 未開設 ” にチェックを入れます。
連絡先、メールアドレス、お知らせメールの希望するか選択して、最下部にあるオレンジ色の ” 送信 ” ボタンをクリックします。

電子申請 免許証番号

次のページで ” 送信完了 ” と表示され、お問い合わせ番号も表示されますが、これはメールでも送られてきますが、念のため控えておきます。

ここまで手続きしたら、2~3日後にハガキ(ユーザID通知書)が送られてくるので待ちます。

ユーザーID通知書

申請【手順1】

ハガキ(ユーザーID通知書)が届いたら、そのハガキにユーザIDと初期パスワードが表示されているので、それを使って 総務省 電波利用 電子申請 ・届出システム LIte にアクセスして、トップ画面の右上にあるログインボタンをクリックして、送られてきたユーザーID通知書を見ながらログインします。

総務省電波利用電子申請・届出システム ログイン

IDとパスワードを入力すると、パスワードの変更を求められるので、新たにパスワードを設定します。

電子申請 パスワード変更

パスワードをすると、トップ画面の左上に「ようこそ ” 自分の名前 “」と表示されます。

画面中央の【手順3】に進みます。

電子申請 手順3

” 必要な免許はお手元にありますか? ” と表示されるので確認をし、いよいよ免許状申請の手続きに進みます。

申請【手順2】

免許申請の流れは以下のとおりです。

  1. 申請開始
  2. 申請書
  3. 事項所及び工事設計書
  4. 申請手数料等
  5. 内容確認
  6. 保存・送信
  7. 申請完了
  8. 審査
  9. 手数料納付など
  10. 手続き完了

1から順に進めていきます。

 

申請開始

1 . 申請手続きについて、当てはまるものを選択してください。

” 新たに申請手続きを開始します。” を選択します。

2 . 入力方法を選択してください。

” 必要事項の全てを最初から入力 ” を選択します。
” 保存したファイルを読み込んで編集 ” は、後ほど申請者情報を入力していく過程で、情報を保存できるページに進むので、その時に保存していればここで読み込んで自動入力されます。

電子申請 入力方法

 

申請書

1 . 申請者

個人/社団(クラブ)の別、住所などを入力します。

2 . 電波法第5条に規定する欠格事由

これまでに電波法に違反したとか特にない場合は ” 無 ” にチェックをいれます。

3 . 免許に関する事項

ここは未記入で進めました。

電子申請 申請書 名前入力

電波利用料

 

事項書及び工事設計書

3 個人/社団(クラブ)の別

” 個人 ” を選択します。

4 住所

申請者の住所等を入力します。

5 . 氏名又は名称及び代表者氏名

氏名とフリガナを入力します。

6 . 工事落成の予定期日

ここは何も記入せず進めました。

7 . 無線従事者免許証の番号

免許証の番号を入力し、その下のチェック項目には該当する場合はチェックをいれます。

無線申請

11 . 無線設備の設置場所又は常置場所

無線設備を設置する場所の住所を入力します。

12 . 移動範囲

無線機を移動しながら運用する場合は ” 移動する ” にチェックを入れます。

13 . 電波の型式並びに希望する周波数及び空中線電力

恐らくこの部分が初心者には分からない部分だと思いますが、ここは無線機の取扱説明書を申請方法が載っているので、取扱説明書を見ながら進めます。
手元にない場合はネット上からダウンロードするか、見ながら進めます。

今回、申請したのは YAESU の FT2D という機種なので、この取扱説明書を見ながら進めます。

FT2D の取扱説明書はこちらからダウンロードできます
電波の型式並びに希望する周波数及び空中線電力
14 . 工事設計書
工事設計書編集の ” 編集 ” をクリックします。
工事設計書 編集工事設計情報入力
工事設計書編集をクリックすると、工事設計情報入力のページが開くので、以下の画像の通りに入力しました。
適合表示無線設備の番号
技適番号は、無線機の裏面のバッテリー裏に表示されているのでその番号を入力します。
技適番号を入力して ” 技適番号等チェック ” ボタンを押すと、画面の最上部に ” 入力された番号が存在することを確認しました ” と表示されます。
工事設計情報入力
発射可能な電波の型式及び周波数の範囲
ここは何も入力しないで進めました。
次に設定ボタンをクリックします。
発射可能な電波の型式及び周波数の範囲
14 工事設計書の画面に戻り、 ” 第1装置 ” と技適番号が表示されます。
” その他の工事設計 ” の ” 電波法第3章に規定する条件に合致する ” にチェックを入れて、確認したら、入力内容保存して ” 次へ ” へ進みます。
技適番号表示

 

申請手数料等

申請手数料等空中線電力 : 10 W

手数料額 : 2900 円

この手数料は、画像には「審査が通ったら案内メールが送られてくる」とありますが、実際には審査の途中で案内メールが送られてきたので、それから支払うことになります。

免許状受取方法

免許状をどうやって受け取りたいかを選択します。
私は ” 送料受取人払いによる受取 ( 料金:600円 ) を選択しました。

個人情報の取り扱いのところは ” 個人情報の提供に同意する ” にチェックを入れます。

送付先住所・電話番号 を入力したら ” 次へ ” をクリックします。

内容確認

申請内容を確認します。

申請内容確認1申請内容確認2

申請内容確認3

保存・送信

免許申請・保存と送信1 . 入力内容をパソコンに保存

説明文にもある通り、審査の結果、申請情報の修正を求められることがあるかもしれませんので、申請内容を保存しておきます。

2 . 入力内容を送信

送信ボタンをクリックすると申請が完了します。[/vc_column_text]

申請完了

申請完了” 送信が完了しました ” と表示され、問い合わせ番号も表示されますので、控えておきます。

審査と処理状況

申請が終わったら、あとはメールを待つだけですが、処理状況をこちらのページからログインして確認する事ができます。

申請状況確認

以下は、私が申請完了してから免許状を受け取るまでの記録です

2021年5月26日 申請

2021年5月29日 申請受付

2021年6月15日 審査中

2021年6月18日 手数料納付待

申請手数料の電子納付手続きの案内メールが送られてきます。
メール本文内にあるURLから納付することができます。

申請手数料納付案内メール

 

2021年6月29日 審査中

2021年6月29日審査中

 

2021年7月2日    審査終了

2021年7月5日  審査終了とその後の流れの案内メール受け取り

処理状況の確認ページでは 7/2 に審査終了となっていましたが、7/5 に審査終了とその後の流れについての案内メールが送られてきました。

2021年7月7日  免許状受け取り

免許状受け取り

免許状の受け取り方法で ” 送料受取人払いによる受取 ” を選択したので、こちらからは特に何もしないでも郵便で送られてきました(料金:600円)。

無線ん免許状

 

2021年7月10日  電波利用料納付書類 受け取り

免許状を受け取ってから3日後に、電波利用料(300円)納付用紙が送られてきました。

支払いはコンビニでも可能です。

電波利用料納付書類

申請完了から免許状受取りまで約1ヶ月半

免許状の電子申請完了から免許状の受取りまで、約1ヶ月半かかりました。

今回は申請内容に不備もなく一発で審査に通りましたが、申請内容に不備があったりして修正していたりしたら、もっとかかっていたかもしれません。

時期によってもかかる日数は前後するようです。

免許証と免許状が揃ったので、いよいよアマチュア無線の運用が出来ます。

全くアマチュア無線の知識がない状態からのスタートですが、以後、運用についても記事を投稿したいと思います。

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