上空400㎞の宇宙をおよそ90分で地球を周回している国際宇宙ステーション(ISS:International Space Station)に滞在する宇宙飛行士と、地球に居る子供たちがアマチュア無線を使って交信を行うイベント「ARISSスクールコンタクト」が2020年1月13日(祝日)に埼玉県狭山市にて開催されます。
このイベントは、世界中で行われているNASAの教育プログラムです。国際宇宙ステーションは時速27,000kmで移動しているため、自分たちの上空を通過したとしても地平線から地平線までおよそ10分程度しか見る事ができません。
この10分間の間に地上から電波を出して、子どもたちが宇宙飛行士に質問を投げかけます。
超短波帯で交信
ISSとの交信は超短波帯以上の周波数を使って行います。短波帯では、大気圏にある電離層で電波が反射されてしまい、電波が宇宙に抜けていかないからです。
今回は、埼玉県狭山市で行われますが、昨年夏には京都でも行われました。開催当日はどなたでも観覧が可能です。
【開催概要】
日時:2020年1月13日(月曜:祝日)20時~21時30分
(実際の交信時間は10分程度)
詳細は公式サイトで! https://space.sayama.jp
- 主催:水富公民館(TEL:04-2954-4730)
- 場所:埼玉県 狭山市立笹井小学校 体育館
※当日会場には駐車場が殆どありません予めご了承ください。
※開催時間が遅いため、徒歩・自転車などでの来場は十分注意してください。
※会場は体育館です。スリッパなどの上履きが必要です。
常に6人が滞在している国際宇宙ステーション
ISSはアメリカ、ロシア、日本、カナダ、ヨーロッパ諸国の協力により運用され、常に6人の宇宙飛行士が滞在しています。おおよそ6か月ごとにクルーの入れ替えが行われていて、入れ替えの際はロシアのソユーズ宇宙船でISSへ向かいます。
今年から、ISSも民間により利用へと大きく舵を切るといわれています。今までソユーズだけで人の入れ替えを行っていましたが、今後はアメリカの民間企業による運用を行う事で宇宙開発のコストを下げ、商用利用に向けた利用へと舵を切っていくようです。